ワンルームの売却を成功させるためには、不動産価格の相場をきちんと把握することが大切です。
ですが、どのような方法で調べたらよいかわからないという方もいるかもしれません。
そこで今回は、ワンルームの売却相場にフォーカスします。
相場がわかる直接還元法の計算方法や不動産会社による簡易査定と直接査定について深掘りしていくので、ぜひ、今後の参考にしてみてくださいね。
ワンルームの売却相場を確かめよう!直接還元法の計算方法とは?
直接還元法とは、ワンルームの売却相場を試算する方法の一つで、計算方法は以下の通りです。
純収益(年間の賃料-経費)÷還元利回り=不動産価格
※経費…固定資産税・修繕費・管理費・広告費など
※還元利回り…平均は5%から8%(物件の内容やエリアによって異なる)
周辺のエリアの還元利回りを参考にして、算出してみましょう。
なお、還元利回りが高ければ高いほどよいのかというと、そうでもありません。
還元利回りが低い物件は、老朽化や空室のリスクが低い物件であるとも捉えられます。
還元利回りは、地方エリアのほうが高めの傾向ですが、都心と比較して上記のようなリスクが高いことが要因といえるでしょう。
より正確に把握したい場合は、周辺の類似物件で還元利回りを計算したり、キャップレートマップを利用したりする方法もあります。
つまり、あなたのエリアの還元利回りを正しく把握しておけば、実際に近い相場感をつかめるということです。
ワンルームの売却相場をきちんと把握するには?簡易査定と直接査定も活用!
さて、直接還元法の計算方法については先述しましたが、これはあくまでもおおまかな相場感を把握するためのもの。
正確な売却価格を知りたいときは、不動産会社への査定依頼がオススメです。
査定には、簡易査定と直接査定の2種類あります。
簡易査定
ワンルーム物件の立地や広さ・築年数・間取り・近隣の相場などのデータから判断して金額を算出すること。
実際の物件をチェックせず、データだけで判断するため、机上査定ともいわれます。
不動産会社の担当者と直接対面しないため、気軽に依頼しやすいメリットも。
直接査定
簡易査定と同様のデータチェックはもちろん、ワンルーム物件を実際に現地調査して金額を算出することです。
物件の状態が反映されるため、実際の売却価格に近い金額がわかるのがメリット。
売却に関する不安や疑問なども、調査の際に直接相談できます。