マンションを買ったが、実際に住んでみると不便を感じる、もっと良い物件があるのではないかと思われる方が多くいます。
また、転勤が決まった、離婚する、経済的に苦しくなったという方もいます。
しかし、買ったばかりの物件の価格は、購入したときから値下がりします。
そのため買った直後に売却すると損してしまう可能性もあります。
今回は、買った直後のマンションを売却すると損するのか、メリットとデメリットはどんなものなのかを解説していきます。
買った直後のマンション売却は損?
ここでは、損をするケースとしないケースをご紹介していきます。
得するケースとは?
新築マンションは買ったばかりで売却すると購入価格より高く売れる場合があります。
理由として建物が完成する2年前に契約し、住み始めるころに、市場価格が上がっていた場合が挙げられます。
また、1度も入居していない物件は新築プレミアムマンションといわれ、高い価格が付く傾向があります。
損するケース
●一度住んでしまった
●5年以内に手放した
●オーバーローンになる
一度住んだ場合、中古として扱われるため立地条件や周りにマンションなどがなければ高い価格がつく場合もあります。
しかし、多くの物件は同じ地域などに新しいマンションが建つことが多く買ったばかりのマンションであっても売買価格は期待できません。
また、5年以内に手放した場合は、利益に対して所得税30%と住民税9%が加算されます。
5年以上経過してから売却した場合では、所得税15%と住民税5%が加算されます。
このように支払う税金が異なるため、一度住んでしまった物件は、5年経過後のほうが売却タイミングに適している場合があります。
買ったばかりのマンションを売却するメリットとデメリットとは?
メリットは3つあります。
●築年数浅めの物件は売れやすく、年数経過後よりも価格が高め
●買い手がつけば住宅ローン返済に充てられる
●継続的な管理費などの支払いが不要になる
デメリットは2つです。
●物件売買価格よりローン残債が大きいオーバーローン状態になる
●売却にも仲介手数料や印紙税などの諸費用がかかる
ただし火災保険料や固定資産税の戻りがあるため、賄えられれば得するでしょう。