ワンルームマンションを売却する主な方法としては、「仲介」と「売却」の2つがあります。
では、それぞれの違いとは何なのでしょうか。
どちらにもメリット・デメリットがあり、それらを理解したうえで選択することが大切です。
そこで今回は、ワンルームを「仲介」と「買取」で売却した際に考えられるメリット・デメリットについてご紹介していきます。
買取ではなく仲介でワンルームを売却するメリット・デメリット
ワンルームを売却する際、まず多くの方が思い浮かべる方法が、不動産会社に依頼して買い主を探す「仲介」です。
仲介を選択するメリットとしては、希望に近い価格で売却できる可能性が高いということ。
売却額は不動産会社の査定をもとに検討することにはなりますが、最終的な決定権は売り主にあり、売却活動をしながら価格を調整することも可能です。
仲介を依頼した不動産会社に仲介手数料を支払う必要はありますが、それでも最終的に手元に入る額としては買取より仲介の方が有利だといえるでしょう。
デメリットとしては、買い主がいつ現れるかわからないため、売却まで時間がかかるということ。
また、仲介の物件の責任者は売り主になるので、売却後でもワンルームで瑕疵が見つかった場合にはその修理費を負担しなければならないことも、理解しておきましょう。
不動産買取でワンルームを売却するメリット・デメリット
ワンルームなどの物件を不動産会社に直接買い取ってもらう方法を「買取」といいます。
買い主を探す時間も手間もかからず、早ければ1、2週間で現金化が可能なので、「すぐにまとまった額のお金が必要」という方や、「売却にあまり手間暇をかけたくない」という方、「売却額にはあまりこだわらない」という方にメリットの多い選択肢だといえるでしょう。
デメリットとしては、売却額が仲介のときよりも安くなってしまうことです。
買取の場合は仲介とちがって売り主が瑕疵担保責任を負うことはありませんが、そのかわり、不動産会社が買取後にリフォームなどの手を加えてから売却する必要があるためです。
一般的に市場価格の6から8割程度におさまってしまう傾向にあるので、買取を選ぶ際にはじっくりと検討してくださいね。