不動産投資のためなどで購入したワンルームマンションも、できるだけ有利に売却したいですね。
逆に、なかなか売れないと、損をする結果になりかねません。
今回は、ワンルームマンションを売却できない原因と解決策をご紹介します。
ぜひ計画段階の方もご覧いただき、よりよい売却の実現にお役立てください。
ワンルームマンションが売却できないときの原因
まず、ワンルームが売却できない場合の原因を探ってみましょう。
ひとつは、ワンルームの売却にあたって査定した額より、「ローン残債が高かった」場合、売却できない可能性が生じます。
基本的に売るためには、ローンの完済が条件となります。
そのため、多くのケースでは売った代金によって完済しますが、ローンの残債のほうが高い場合は、自己資金も用意する必要が出てきます。
数百万円の自己資金を用意するハードルが高く、結果、ワンルームの売却を断念し、完済できる時期を待つこともあるのです。
ほかにも「環境の変化」が、売却できない原因となっていることもあります。
たとえば、近隣に企業や大学などがあり、賃貸が見込めたワンルームマンションも、企業などがなくなり、環境が変わったことで売りにくくなるなどです。
また、そもそも売却しようとしていたタイミングが「流通の少ないとき」だったということもあります。
年間を通して、不動産流通は変化がありますから、タイミングをつかんで売り出すことも大切なポイントです。
ワンルームマンションが売却できないときの解決策
ワンルームマンションを売ることができないときの解決策をご紹介します。
まず、査定額よりも「ローン残債が高かった」ときは、前述で触れたとおり自己資金でも完済できないときがあります。
なかにはワンルームマンションをフルローンで入手していた場合など、さらに売り出せるタイミングまで時間がかかることもあるでしょう。
ローンが多いときの解決策としては、繰上返済をうまく活用し、残債を減らしていくことが大切です。
また、周辺の企業がなくなった場合など、「環境の変化」があったときには、リノベーションをしてターゲットを切り替えるのもひとつの手です。
売り出しのタイミングも、「流通の少ないとき」を避けて、検討しましょう。
年度替わりなどで流通量が増える3月や10月、臨時収入が入ると見込まれる6月や12月などが、よい時期といえそうです。