ワンルームマンションの売却の場合も、「査定」は欠かせないステップとなります。
不動産会社に依頼する前には、ふまえておきたいコツやポイント、注意点などもあります。
投資用で購入されたワンルームマンションの場合も、有利に売却したいですね。
今回は、ワンルームマンションの査定に焦点をあて、解説します。
ワンルームマンションの売却査定のコツと有利な価格が期待できる物件
不動産売却では、まずは、査定を依頼します。
算出するには、訪問査定と机上(簡易)査定の2つの方式があります。
訪問は、文字通り、不動産会社の担当者が物件を訪れ、状態などを細やかに確認して、金額を判断します。
一方、机上(簡易)は、データのみを見て算出します。
査定の際は、購入した不動産会社に依頼しなければならないということはありません。
会社ごとに、算出された額に違いがでることは珍しくなく、なかには2割から3割ほど違いがでることもケースもみられます。
まずは、机上(簡易)で検討して、より精度の高さを求めるとき、訪問を活用するのもよいでしょう。
また、有利な査定額が期待できるポイントも確認しておきましょう。
ひとつは、「防犯対策」がとれたワンルームマンションであることです。
ワンルームマンションは、1人暮らしでの利用が多いです。
とくに投資用で賃貸に出す場合、女性が入居されることもあります。
オートロックやセキュリティーが整っていると、賃貸としても評価されるでしょう。
また、近年は広さのある物件も増えています。
そんななか「25平方メートル以上」で「30戸以上」の規模のワンルームマンションも有利です。
規模が大きいと、共用部分の維持管理も期待できます。
ワンルームマンションの査定前に気を付けたい点や売却前の注意点
いくつか注意しておきたい点もあります。
不動産会社にも、エリアや取り扱い物件の得意・不得意分野があります。
ここを踏まえて依頼するのが注意点です。
査定をする際は、ワンルームマンションの売却ノウハウもあり、地域の状況や相場などにも詳しいところに依頼するのがよいでしょう。
また、ワンルームマンションを売却する際には、保有年数によって、譲渡所得についての税率軽減があります。
保有年数が5年を超えると15%になりますが、保有年数が5年以下だと30%の税率になるので、この点にも注意しながら、売却や査定のタイミングを検討しましょう。