不動産経営に興味がある方は、サブリース契約ということ言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
サブリース契約とは、所有している不動産を不動産会社が借り上げて入居者に貸し出し、家賃保証を受けるシステムのこと。
今回は、サブリース契約をしているワンルームの売却についてお伝えします。
サブリース契約中のワンルームが売却しづらい理由とは？
サブリース契約は家賃保証が魅力的な点ですが、一方で、手数料を払う必要があり、さらに2年おきに不動産の価値が見直されるので、家賃保証額が下がることも少なくありません。
また、サブリース契約中のワンルームは次の所有者が契約を引き継ぐことが一般的です。
そのために、サブリース契約中のワンルームは売却が難しくなる場合があります。
売却時には家賃保証額を元に査定額が決まるので、通常よりも査定額は低くなることも把握しておきましょう。
売却する2つの方法
では、ワンルームをサブリース契約していたら、どのように売却すればよいのでしょうか？
サブリース契約中のまま売却
サブリース契約をしたまま、ワンルームの売却は可能です。
ただし、先ほどもお話ししたようにサブリースを契約していると、通常契約を引き継がなくてはならず、買手が管理方法などを自由に選ぶことができません。
購入してもワンルームの運営方法を選ぶことができないので、あまり需要はないでしょう。
サブリース契約解除後に売却
サブリース契約を解除して売却する方法もあります。
サブリース契約中のワンルームは、査定額も低くなり購入されにくいので、契約を解除後に売却する方が多いです。
ワンルーム売却時のサブリース契約解除の進め方
サブリース契約では借主と貸主の関係が発生するので、借地借家法が適応され、急に契約を解除することは困難になります。
しかし解除ができないわけではないので、まずは解約通知書を作成し、不動産会社に解除したい旨を伝えましょう。
解除に応じてくれる場合は、そのまま手続きを進められます。
一方で解除できないと言われた場合は、契約したままワンルームを売却することが多いです。
不動産会社によっては、立ち退き料を支払うなど条件付きで解除に応じてくれる場合があります。
このようなケースでは、立退料を支払う場合とサブリース契約をしたまま売却する場合を比較して、どちらがいいのか検討するようにしましょう。
