不動産を売却する際、大きな手間になるのが家具や家電などの残留物の取り扱いですね。
処分せずに売却することは可能なのか、気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、不動産売却における残留物にフォーカスします。
実際に処分したほうがよいのかはもちろん、処分方法や置いたまま売却する方法も深掘りするので、今後の参考にしてみてください。
不動産売却において残留物の処分はどうすればよい?
結論からいうと、不動産を売却する際は、売主側で事前に残留物を撤去しておくのが主流です。
というのも、買主の新生活において、中古になってしまう売主の家具や家電は必要ない場合が多いためです。
ですが、買主が許諾すれば、残留物を置いたまま売却することも可能です。
高価で状態のきれいな家具や家電であれば、コストを抑えたい買主に歓迎されるケースもあるでしょう。
特にタンスや食器棚などの劣化しにくいものや、設置に手間がかかるエアコンは、重宝される傾向です。
部屋のインテリアに合っていれば、照明も受け入れられやすい残留物といえます。
ただし、利用できる残留物があるからといって、売却価格が上がる可能性は低いので注意しましょう。
あくまでも、取引をスムーズにするための付加価値程度として捉えておくことが大切です。
不動産の残留物を処分する方法や置いたまま売却する方法もチェック
では、売却したい不動産の残留物の取り扱いについてみていきましょう。
残留物を処分する方法
●居住地のルールに従って自分で廃棄
低コストですませたい場合は、居住地のルール(燃えるゴミ・燃えないゴミなど)に従って、自分で廃棄しましょう。
ただし、残留物の量によっては大きな手間と時間がかかります。
●専門業者に依頼
手間や時間をかけたくない場合は、専門業者に依頼します。
なかには悪徳業者もいるため、実績や(産業廃棄物処理の)許可をもつ業者を探すと安心です。
残留物を置いたまま売却する方法
●買主の許可つきで売却
先述したとおり、買主が承諾すれば、残留物を置いたまま売却できます。
ただし、内覧で不利にはたらく可能性もあるため、早めに売却したいなら残留物は厳選したほうがよいかもしれません。
●不動産会社に買い取ってもらう
不動産会社の買取を利用する場合は、残留物の処分費用も売却価格に加味してもらえるため、すべてそのまま置いておくことが可能です。
売却価格は多少減ってしまいますが、手間をかけずに早く売却したい方には向いている方法といえます。