マンションを購入する際、多くの方が住宅ローンを利用しているでしょう。
ずっと住み続けるつもりで購入しても、「転勤で引っ越すことになった」また「住み替えたい」など、マンションを売却して手放したいと思うケースもありますよね。
しかし、住宅ローンの返済が残っている場合はどうすればよいのでしょうか。
そこで今回は、マンションの売却を検討している方に向けて、マンションを売却する際に銀行へ連絡するタイミングについてご紹介します。
住宅ローンが残っているマンションを売却する際は銀行への連絡が必要!
住宅ローンを組んでマンションを購入した場合、銀行はその物件に抵当権を設定します。
この抵当権を外さないとマンションは売却できませんし、抵当権を外すためにはローンを完済しなければなりません。
このような理由から、住宅ローンが残っているマンションを売却する際には、銀行へ連絡する必要があるのです。
住宅ローンを完済するには、次のような方法があります。
●貯金で残金を支払う
●マンションを売却して返済に充てる
貯金で完済できる場合は、銀行に連絡して決済し、抵当権を抹消する手続きをしてもらいます。
売却金を返済に充てる場合は、まずいくらで売れるのかを把握する必要がありますね。
住宅ローンが残っているマンションを売却する旨を銀行に連絡するタイミング
ではマンションを売却する際、どのタイミングで銀行に連絡すればよいのでしょうか。
貯金だけで完済できる場合は、売却することを決めた時点で連絡し、抵当権の抹消を依頼しましょう。
手続きが完了するのに時間がかかりますから、引き渡し日に間に合うように、早めに依頼してください。
売却金で支払う場合は、売却金で一括返済できるかどうかを把握しなければなりませんし、売却金の決済と一括返済は同時におこなう必要があります。
まずは返済予定表を確認し、銀行にも問い合わせて、残金がいくらあるのかを調べましょう。
いくらくらいで売却できるのかは査定を依頼し、売却金で完済できそうになければ、残りは現金で用意します。
マンションの買主と売買契約を結び、決済日が決まったタイミングで銀行に連絡しましょう。
決済日と同時に一括返済する旨を伝えれば、抵当権抹消の手続きも同時におこなってくれます。
抵当権の抹消手続きは2週間から1カ月かかりますから、一括返済することを事前に相談しておき、決済日が決定したら再度連絡するのがよいかもしれませんね。