不動産売却をする際、マンションの1階部分には購入者にとってさまざまなメリットデメリットがあります。
効率よく売るためにも、どんなターゲット層に向けた売り方が必要なのかを知っておきましょう。
売却するマンションが1階だと、住む人はどんなメリットデメリットがある?
メリットの一つとして、1階部分に住んでいると玄関までの距離が短く、引越しが楽という点が挙げられます。
そのため、新しい生活に必要なベッドや家具などの大型荷物も、簡単に搬入できるのが大きなポイントでしょう。
また、1階部分であれば、地震や火災といったときにも、エレベーターや階段を使わずにすぐに避難ができるのも大きなメリットです。
そのほかにも、下の階には専用の庭が用意されていることが多いとされています。
そのため、休日はバーベキューなどで楽しみたいかたに最適です。
デメリットとして挙げられるのは、日当たりの悪さというのがあります。
そのため、洗濯物などを干すときに苦労することも少なくありません。
また、マンションに接する道路の交通量が多いと、周りの目が気になってしまうこともあります。
日中はカーテンなどを使わないと生活しづらい、というかたも少なくありません。
そのほか、道路からの騒音問題というのも、入居後に引き起こすトラブルの原因といえます。
とはいえ、1階部分に住むメリットのほうが多いことから、入居を希望するひとも少なくない物件といえるでしょう。
マンション1階の物件を売却する際、狙うべきターゲット層とポイント
売却時にターゲット層として大切にしたいのが、高齢者と呼ばれる年齢層です。
エレベーターがないマンションの場合、足腰に不安があるかただと、上の階に住むのためらうことも少なくありません。
そういった意味でも、下の階の物件というのは好まれやすい層ともいえます。
また、ベランダに設置された庭で、ガーデニングを楽しみたいかたというのも、狙うべきターゲット層です。
最近ではテレビなどでも人気の家庭菜園も、引越しを機にはじめる、というかたも多くいます。
そのほかにも、小さなお子さんがいるファミリーの場合、子どもの足跡や生活音を気にせず住める、という面から、下の階を選ぶケースがあります。