マンションを売る場合、どのくらい見た目を綺麗にするか迷うかもしれません。
もちろん、見た目が良ければ内覧の印象はアップします。
ただし、目的は売却であるため、無駄を省き1円でも高く売れるよう対策しましょう。
高値で売りたい人向けに、リフォームが必要なのか、どんな対応が良いのかご紹介します。
マンション売却前にリフォームが必要・不要な理由
一般的に、マンション売却前のリフォームは不要です。
不要な理由は、売却費用にリフォーム費用を上乗せするのは難しいためです。
なぜ費用の上乗せができないのかというと、リフォームはトータルで1,000万円程度かかるのは少なくないためです。
現実的に考えると、内装や設備が新しいからといって、通常より1,000万円上乗せは難しいのではないでしょうか。
また、購入者は自分でリノベーションしたいニーズもあるため、そのままの状態での売り出しがおすすめです。
そもそも、中古マンション購入者の多くは、自分で修繕を考えています。
自分で修繕すれば好きな内装や設備にできて、自分の予算にも合わせられて便利だからです。
ただし、半年以上売れない場合は、リフォームがおすすめです。
今まで売れなかった理由は、現状の印象が悪いからでしょう。
購入者は修繕を前提に買うといっても、現状の印象は多少左右します。
内装や設備を新しくしてから売却する場合は、最低限の費用負担で売れやすくするよう、専門家への相談がおすすめです。
マンション売却前は大規模修繕より掃除や簡易リフォームがおすすめ
費用をかけずマンションを売却したいなら、掃除や簡易リフォームがいいでしょう。
なかでも内覧時の印象を左右しやすいのが、水回りです。
水回りを掃除で綺麗にしてあれば、印象が良くなります。
積極的に掃除したいのは、トイレ・キッチン・バスルーム・給排水管です。
カビやニオイを重点的に除去しましょう。
汚れがひどい場合は、プロのハウスクリーニングに依頼する方法もあります。
プロに頼むと、素人では除去が難しい汚れでも対応しやすくなります。
費用は5万円からで、費用をかけたくない人におすすめです。
また、簡易修繕で壁紙・畳・障子・ドア・給湯器交換をするのもおすすめです。
安いクロスであれば20~40万円、トイレは10~20万円、洗面所は20万円程度です。
畳の交換であれば1枚1.3万円程度、障子の交換は1枚2,000円くらいで済みます。
少しの費用をかけるだけでも、内覧の印象を良くすることは可能です。
掃除だけで見た目の改善ができないなら、簡易的な修繕を考えてみてください。